食べ物がうまく食べられない。飲み込めないなどの問題は嚥下(えんげ)障害かもしれません。
嚥下(えんげ)障害は「トレーニング(訓練)」と「工夫」で改善されあります。
保険適応可!往診可!ですのでまずはご相談を
嚥下(えんげ)障害とは種々の原因によって嚥下(えんげ)の機能が損なわられること。
嚥下(えんげ)障害は誤嚥(ごえん)性肺炎の原因となり、
栄養摂取に経管栄養や胃瘻(いろう)を必要とすることがある障害です。
原因としては、発達期(おおむね18歳未満)における発達障害や、
発達期以降では様々な疾病や障害、またはその後遺症によって起こります。
嚥下(えんげ)障害の原因は器質的原因、機能的原因、心理的原因の3つに大別されます。
歯科で対応できるのはそのうち器質的原因、機能的原因に関するものになります。
このような方のなかには嚥下障害でお困りの場合があります。
嚥下(えんげ)障害は、対処しないと十分な栄養や水分が口から摂ることができずに
痩せてきたり、症状が進んでさらに口から食べられなくなってしまいます。
誤嚥性肺炎の原因になります。
しかしながら、「適切なトレーニング(訓練)」と「工夫」で
嚥下(えんげ)障害は改善される可能性があります。
モノが食べられなくなる、食べにくくなる、食べたものが肺に入ってしまうなどの原因のうち、
口腔(くち)に関係するものとしては、「唇」「舌」「軟口蓋」部分のどこかあるいは重複して
トラブルが隠れています。
どの部分にトラブルがあるのかを診断し、改善の為のトレーニング(訓練)と工夫を施す事で、
少なくとも現状維持、そして改善をめざしていきます。
嚥下障害を改善するには「トレーニング(訓練)」と「工夫」につきます。
「トレーニング(訓練)」
トレーニング(訓練)をおこなうにはまず「唇」「舌」「軟口蓋」のどの部分に
トラブルがあるのかを診断します。
そのためには問診や簡単な検査が必要です。
そして、それぞれ状態に応じたトレーニング(訓練)をおこないます。
トレーニング(訓練)は大掛かりなものではなく、
ストローなど身の回りのものを使ったり、
ベッドの上などでも出来るものもあります。
食事の際、食べ方や食べる姿勢を工夫すると
食べやすくなることがあります。
姿勢をコントロールできれば呼吸をコントロールすることが
できる可能性があるということです。
また、食材の切り方や料理の仕方を工夫することで、
今まで食べれられなかったモノが食べられるようになる
場合があります。
患者様の状態に合わせて、
このような料理を試してみましょうか?
こんな切り方にしてもらっていいですか?など
アドバイスさせていただくことがあります。
嚥下障害の治療は「訓練(トレーニング)」と「工夫」のほか、
当医院だからこそ出来る第三の選択があります。
それは、「唇」「舌」「軟口蓋」のうち、舌や軟口蓋のトラブルに応じて機能を
補助する装置を作ることです。その代表的なスピーチエイドという装置は、
それによって機能の達成を補助するのみならず、訓練にも用いることができる装置です。
しかしながらその作成から訓練までを専門的に取り扱ったドクターはほとんどおらず、
大学病院以外では関西でも数人程度しかいません。
当院の藤田義典は、
大阪大学歯学部附属病院顎口腔機能治療部でスピーチエイドを専門的に扱い、
学位論文のテーマはスピーチエイドに関する物でした。
すなわち、スピーチエイドなどの装置に関しては多少なりとも自負はあり、
当医院だからこそ出来る装置を使った治療という第三の選択が可能です。
嚥下飲み込みにスピーチエイドと言う装置が効果があると言う論文が
「日本摂食嚥下リハビリテーション学会」で発表されました。
当院ではスピーチエイドを利用した治療も行っております。
基本的には保険適応での往診になります。
まずはお気軽にご相談下さい。
治療は痛くないですか?
内視鏡を使用して検査する場合がありますが、その時は痛みを感じられる患者様もいらっしゃいます。
ただし内視鏡の使用は、治療の毎回ではありません。
また、前もってご説明をさせていただきますのでご安心下さい。
必ずよくなりますか?
機能障害を呈する場合、機能させないと低下していくことがあります。
したがって、第一の目的は現状を維持することです。
そのうえで「トレーニング(訓練)」や「工夫」があります。
しかし、機能の向上の幅は患者様によって異なります。
また、患者様に応じて作成した装置を利用する事で、
ある程度まで一気に機能が改善される患者様もいらっしゃいますが、
効果がでるまでに時間がかかる患者様もいらっしゃいます。
実は、患者様やご家族、周囲の方のご理解、ご協力が何よりも重要なので、患者様と私たちだけでなく、
このような周囲の方と一緒に治療を行うことが必要になります。
デイサービスで他の人と一緒にお弁当を食べられるようにしてあげたいんですが可能でしょうか?
患者様の状況により異なってきますが、ご家族の方の希望を出来るだけ叶えるよう、治療してまいります。
お弁当などに関しては工夫をする事で実際に食べられるようになった患者様もいらっしゃいますので、
まずはご相談下さい。
わたくしはヒトが好きで歯科医師になりました。
もともとリハビリテーション医学に興味があったのですが、一般的な歯科医学(教育)では、あまりなじみがないのが実情です。
これまでの歯科医療では、口腔機能リハビリテーションという概念がなかったことからもわかります。
実際わたくしも大学を離れると、そういった臨床の機会は限られておりました。
しかしながら、開業して往診にも行くようになると、本当に困っている方はたくさんいて、
その方たちがどこに相談すればいいのかわかっていないことに気づきました。
今まで培った経験を元に、嚥下(えんげ)障害でお困りの方、誤嚥や食事が出来なくて悩んでいるなどの悩みを
抱えた方のサポートができればと思います。
食べる事は喜びであると共に口から食事をするという行為は、健康を維持する為にも大きな要素となります。
嚥下障害に関しては、保険の適応が可能となりますし、往診での診察もお受けしておりますので、
まずは、少しでも悩みを感じておられましたら、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
また、このホームページでイメージがわかない場合、60分〜120分の勉強会を開催しております。
ご要望の方はお問い合わせくださいませ。
嚥下治療は時間と根気がいるものです。
何かありましたら誠実に対応致します。
いまどんな状態なのかわからないと、不安になるもの。
当院では患者様本人や、ご家族の方に、できるだけわかりやすく説明いたします。
保険治療では移動可能距離が半径16キロ以内と決められています。
保険治療分(例えば虫歯の治療など)があれば、
その範囲で可能な限り往診致します。保険治療分がない場合では、距離に関係ありませんので一度ご相談下さい。